事業の内容
 本事業は、児童の障がいの特性に対応した環境整備を行うことで、障がいによる障壁を取り払い、音楽を使用した療育指導による障がい改善の効果を最大限引き出すことを目指して、実施いたしました。 「障壁」となるものは、お子様の障がいの特性によってそれぞれ異なります。 情緒障がいのお子様は、余分な視覚情報・聴覚情報がある等、整理されていない環境では気が散ってしまい、すべきことに集中できないという特性を持っています。情緒障がいのお子様にとっては、「余分な情報があること」が障壁であり、必要な情報以外がない環境をつくることがバリアフリーとなります。 そのため、本事業では、情緒障がいのお子様のための環境整備として、固定式パーティション・ドア設置によるレッスンスペースの個室化、扉付きキャビネット設置による教具や楽器を見せない収納整理、また、身体障がいのお子様のための環境整備として、より安全な環境を目指しての室内への手すり・柵の設置、コンセント設置等電源配線整理を実施いたしました。
事業の成果と感想
 本事業で実施させていただきました環境整備により、これまで以上に、安全で、必要な情報のみを提示できる整理された状態を保ちながら、療育指導を行うことができるようになりました。お子様方が集中して活動に取り組むことができるようになり、療育の効果も向上いたしております。
特定非営利活動法人アジェンダやまがた 特定非営利活動法人アジェンダやまがた 特定非営利活動法人アジェンダやまがた