今や大人だけでなく子どもたちの日常生活上、身近な道具になっている、インターネットやスマホは、様々なトラブルや「いじめ」を引き起こす要因などにもなっています。しかし、親はその情報機器の急速な進歩や普及に対応できず、正しい使い方やいじめにつながらないための指導力が備わっていないという現状にあります。
そこで、子どもたちにとって情報機器が“危険な道具”とならないための使い方と、「いじめ」問題にどのような対応をすればよいのかを親自身が学ぶ研修会を開催しました。
9月20日、小木曽健氏を講師に招いて開催した「ネットモラル講習会」には、保護者134名が参加し、子どもたちに情報機器を安全に使わせる時のポイントなど具体的な内容を学ぶとともに、「炎上」など様々なトラブル例をお話しいただきました。特に、ネット上を家に例えると、玄関の外であることを常に意識しなければならないことなどを改めて確認する機会となりました。
11月15日、山脇由貴子氏を講師に招いて開催した「いじめ防止対策研修会」には、保護者210名が参加しました。ネット社会で起こり得るいじめや実際に相談にかかわった事例をもとに、親のどのようなかかわり方がいじめの未然防止につながるのかなど、分かりやすくお話をいただき、「いじめは子どもを守る立場にある大人が解決する」、「子どもたちの心の中の愛情の器を満たしてあげる」など、親としてできることを学びました。