私たち山形心体表現の会は、インクルーシブ（障がいの有無、年齢、性別、国籍全てを含むという意味）の理念の下2006年より活動している、ダンスパフォーマンスグループです。
障がいを持つ方のアートは、近年、音楽、書道の分野では門戸が開かれつつありますが、舞台芸術の分野においてはまだまだ知られていません。障がいをもつ人の表現は直感のダンスです。その場の空気を感じ、今この瞬間を表現しています。まさにアートとなりうる分野と私たちは考えています。そこで、多くの方にこの分野でのアートを知っていただき、また感じていただくことで、ともに生きる社会づくりのきっかけとなれるよう、県内初となるインクルーシブなダンス公演を企画しました。
8月28日（日）山形市中央公民館ホールにて、第1回山形心体表現の会Ｌａ・シヴァ ダンス公演を行いました。当日は、福祉関係者をはじめ、アート関係者など様々な分野の方や県外からも多くの方に足を運んでいただきました。アンケートには「感動しました」「障がいがあるないは関係ないですね」「元気をもらいました」など賞賛の声を多くいただきました。そして、この公演をきっかけに、インクルーシブという考えを多くの方に知っていただけたと思います。私たちの活動はまだ始まったばかりです。私たちはアートという切り口からですが、ともに生きる社会づくりをこれからも行っていこうと思っています。
