私達は、第二回山形フィルムパッケージ事業にて自分たちで制作した山形の高校生活を紹介する映像をインドネシアのパプア州で上映していただき、上映後には現地の学生達と映像交流を行いました。その交流を、映像をきっかけとした人的交流に発展させ、双方の相互理解を深め、高校生同士の交流を通して海外の都市間との交流を育み、それを世界のユネスコ映像文化創造都市との絆につなげていこうと本事業を企画しました。
具体的な事業内容としては、「パプア州に関する学習会」、「パプア州出身の方をお招きした交流会」、「韓国釜山からゲストをお招きしたフォーラム」、「ドキュメンタリー映画の放課後上映会」等を開催しました。
本事業を経て、参加者の方々に映像をきっかけとして世界とつながる面白さ、違いを知る楽しさを実感していただけたと確信しております。
また、山形市の創造都市推進事業の一つである Creative Café など様々な場所において事業発表をする機会に恵まれ、多くの市民の皆様にユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)を広め、ユネスコ創造都市やまがたを盛り上げる高校生の活動として認知していただくことができました。さらに本事業を行ったことが、第三回山形フィルムパッケージ事業における高校生のパプア州訪問、スカイプ交流の実施や、釜山市のUCCNモニタリングリポートに山形市と釜山市の高校生交流活動案が記載されるなど、創造都市間の更なるネットワーク強化に寄与する「高校生交流」の足がかりを築くことができました。この事業が山形から世界へと広がる活動に発展しております。
今後も山形市に住む一市民、高校生という視点から創造的で持続可能な活動を推進し、ユネスコ創造都市やまがたを盛り上げていきます。