事業の内容

退職後の高齢者が幸福に人生を送るため、様々な制度についての知識をもち、その制度を有効に活用できるよう、成年後見、相続、遺産分割、遺言などについて、法律と税務の実務家が解説し相談を受けるセミナーの開催を企画しました。

事業の成果と感想

  11月24日(月)、「相続・年金・後見の話」をテーマに、山交ビル7階会議室を会場として、81名の参加者を集めセミナーを開催しました。講師は安孫子英彦弁護士・兼子圭一税理士・阿部彰平社会保険労務士・渡邉寛司法書士が務め、高齢社会において、高齢者本人はもちろん、家族親族などすべての人にかかわる課題を解説しました。特に1月から相続税法が改正施行され、従来より多くの人が相続税の申告をしなければならないことになるため、新たな相続税と相続・遺産分割・遺言などに関して、基本的な知識を持つことが大切です。税理士が実務の中で取り扱った事例を用いて、分かりやすく説明しました。また、社会保険労務士が、その専門業務とする年金について、どのような仕組みであるかを説明しました。さらに、成年後見について、後見人の実務経験を重ねている司法書士が、実情と課題を説明しました。
  2時間余りのセミナーの中ですべての参加者が熱心に聴講し、質問も多く出されたことから、高齢者はもちろん、家族や一般市民の方、施設関係者の方々に、課題と対応策を理解していただけたと感じています。会議終了後も、電話での個別相談に応じるなど、フォローの実施も行いました。課題を詳細に説明する資料を来場者全員に配布し、後日の資料としても利用できるようにしました。

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