私たち『さんの会』は小さな会場での朗読会を毎年行ってきております。朗読を行いたいと思ったきっかけは、童話『葉っぱのフレディ』を読み聞かせ,命の大切さを伝えているという日野原重明先生の事を知ったことでした。私たちも自分が読んで感動した作品を、朗読を通して、そのすばらしさを聞き手の皆様へ伝えることができればと思い『さんの会』の活動を始めて7年目となっています。
大人の方にはもちろんですが、子供たちや障がい者や高齢者などに朗読の持つ力を通して想像力を持って文学作品の感動を味わって欲しいと願い、この事業を企画しました。
今回の事業では、朗読と音楽のコラボレーションを通して皆様に感動を伝えることができないものかと新しい試みを行ないました。
山形市で活動している若い音楽家との年代を超えた協演です。会場には10代から80代の幅広い年齢層の皆様が足を運んでくださり、聞いていただくことができました。
「山形でこういう公演をやっているとは知らなかった。次回も知らせて欲しい」「自分の娘へ、孫に読んであげてと本をプレゼントした」「ピアノと朗読のコラボレーションはおもしろい企画であった」「自分も朗読をやりたい」等、様々な感想を寄せていただきました。私たちもこれからの公演を通して、多くの方に心の広がり、人とのつながりが出来たらと思っております。また、今回の事業で購入できたマイクは、同じように文化活動をしている方々に活用していただきたいと思っております。