奥の細道マイスターの会では、山形大学の講座で奥の細道を学んだ有志が、平成29年度から芭蕉記念館の解説ガイドを始めましたが、ガイドの仲間を増やすため、記念館と山形大学の協力を得て、養成講座を開催しました。あわせて、来館記念に紅花の種と紅花文化を説明したカードを配布したり、楽しく聞いてもらうために芭蕉のコスチュームで解説を行うなど、来館者を増やすためのサービス向上に努めました。
養成講座の開催により、県内と宮城県から新しく12名のガイドが誕生し、ガイド体制の充実が図られました。
紅花の種の配布も好評で、特に県外からの来館者からは大変珍しがられ、館の企画展「山寺と紅花」の紅花屏風の解説と合わせて、紅花の活用方法なども説明しました。
芭蕉のコスチュームでガイドする演出は女性に好評で、一緒の記念写真などを頼まれることもあり、SNSなどで拡散されれば、芭蕉記念館の知名度も高まるのでは、と期待しています。平成31年度は芭蕉が山寺を訪れて330年の節目にあたるので、外国人の来館を増やすための解説資料の多言語化や、動画のネット配信を通じて山寺や奥の細道の魅力を世界に発信していきたいと考えています。