山形市末広町にも高齢の方や障がいを持つ方、また豊かな未来を夢見る幼い子どもたち、そして災害や認知症に怯える方、そんな皆さんを支える方々が住んでいます。
災害時はもちろん、日ごろから隣町の方でも顔を見知っていて手助けができる町づくりを目指し、4人の町内会長を中心に「顔が見える町」を合言葉に「あいらぶ末広 楽市楽茶」の活動を始めました。これまで、青空市場・フリーマーケット認知症予防体操・復興応援鍋・落語を聞く会・山形西高の生徒会による部活動の実演等、多くの方のご協力を得て参加者の輪を広げてきました。今回の事業では、これらの活動を他地区にも広げ、安心して暮らせる山形市にしていきたいと考え、積極的に広報活動を行いました。
今回の事業でリーフレットやチラシを作製・配布したことで、参加者は町の周辺にまで拡大し、また作成したのぼりを当日会場周辺に立てて通行人の注目を集めたことで、この活動の存在をさらに多くの方に知っていただき問い合わせや参加者が一段と増えました。参加者からは「障がい者の方と初めて話ができた」「近所のお婆ちゃんと体調のことなど打ち解けて語り合えた」、「家と学校の往復だけでなく地域の皆さんと親しく話ができて嬉しい」との喜びの声が聞かれました。今後は、この活動を息長く続け他地区との交流を広げることが、最も大切なことと考えています。