山形の昔から語り継がれてきた民話、伝統行事や遊び等の文化を発掘し、継承していくためのボランティア活動をしています。「民話の宝庫と言われるふるさと山形」に残された貴重なお話や伝統文化を伝承していくこと、今だから話せる戦争体験等を掘り起こし、伝えていくことは、私たちに課せられた課題です。
また、山形市には、民話を聞き語る常設館がなく、民話にふれる機会が限られています。そこで、私達は「どこでも民話館」を自分たちの手で企画、運営、開催し、山形に残された貴重なお話や伝統文化を多くの人、特に若い世代に伝え、「ふるさと山形」の良さを再認識してもらうための事業を行いました。
現代人に失われつつあるコミュニケーションを大事にし、各種施設や学校、保育園、町内会行事などで、昔語りを楽しく伝える「どこでも民話館」を実施しました。広く市民の方にも聞いてもらうため平成23年2月27日福祉センターで「山形昔話のつどい」も開催しました。また山形市を訪れる人たちへ、山形の観光の資源の一つとして楽しんでもらうため、山形駅の観光情報センターで月1回のライブ活動も行いました。補助金により整備したスピーカーの機材と看板により、「どこでも民話館」の開催が、より一層充実し、多くの市民の方たちに喜んでもらえたと思います。さらに、「どこでも民話館」開催の依頼が増え、活動回数が増えたことで、メンバーのますますの生きがいや活力にもつながるとともに、私たちの活動を多くの市民の方に知っていただくことができました。