事業の内容

「衝撃的な作品」。そんな感想が続出した、記念すべき第1回「ボーダレスアート展inやまがた」は、11月22日~27日,文翔館で開催されました。
この展覧会は、障がいのある、なしにかかわらず、山形県内で誰もが身近にアートへ参加できる環境を創るということを目的に、福祉、教育関係者や芸術系大学の学生など有志により企画されました。
世界のアートシーンで評価されている、滋賀県のボーダレスアートミュージアムNO-MA(滋賀県社会福祉事業団)とのタイアップが実現し、障がいのある方の絵画や陶芸作品などが県外から約70作品、県内からは障がいのない方の作品を含め約30作品が展示され、県内外のアーティストによるワークショップには多数の障がいのある方や地域の方々にご参加いただきました。延べ約100名のボランティアと約800名の参加があり、大好評のうちに終了することができました。

事業の成果と感想

「誰もがアートを」を目指した第1弾は、障がいのある方のアートにこれほどの質の高い可能性があることに「衝撃」を受けた参加者から高い関心を示していただき、また「公募」という形式で県内作品の募集・展示をしたことで、アート作品発表の場として、「来年はぜひ出展したい」という感想が非常に多く聞かれたのも、この企画が目指す一つの成果を達成できたからだと考えています。今回の展覧会を通して、障がい福祉・教育関係者だけでなく、アートの世界での活躍を目指す学生に多くかかわっていただき、アートが様々な境界(ボーダ)を越えて、人と人をつなぐ、すばらしい世界であることを実感することができました。

山形ボーダレスアート実行委員会 山形ボーダレスアート実行委員会