事業の内容

 山形には様々な形態の歴史的建造物がある。郊外の農村的色彩の建造物、かつて観光地で多数の旅客を出迎えた和風のホテル建築、江戸時代の巨大寺院の庫裏建築など、現在も様々な形で活用されている。
 近年は山形を訪れ、定住する外国人も増えているが、市民との交流と互いの文化理解がさほど深められているとは言えない。
 そこで、山形が誇るべき周囲の自然景観、歴史的景観に包まれた3か所(千歳山山麓の平清水、旧山寺ホテル、旧宝幢寺庫裏の清風荘)を会場に、陶芸体験、紅花染め工房見学、着物着付けや風呂敷文化、英語による落語や茶話交流などの和文化学習を開催した。

事業の成果と感想

 在留外国人と市民が一緒に学びながら親睦を深めることで、古建築が多い山形に住む魅力が高められた。とりわけ外国人たちはSNSの発信により遠く故国に伝え、外国人だけでなく山形市民の間でも山形の古建築の評価の向上が期待される。外国人参加者は、欧米系だけでなく、アジア諸国から、初回15人、2回目は12人、3回目には19人と多くの方に参加していただいた。子どもから大人まで、日本人参加者も増え、国籍を越えた交流となり、山形の個性的な自然景観と歴史的景観の独特の雰囲気に浸りながら和気あいあいとしながら、生活に根差した和文化学習は、たいへん得難い体験となり、“山形”が忘れがたいものになったようである。

山形歴史たてもの研究会 山形歴史たてもの研究会