事業の内容
 とっておきの音楽祭は、障がいのある人もない人も共に音楽を楽しみ、心のバリアフリーを目指す音楽祭です。平成28年4月1日には、「障害者差別解消法」「山形県障がいのある人もない人も共に生きる社会づくり条例」が施行されました。これまで以上に、広く市民の皆様に障がいのある方への理解を深めていってほしいという願いを持ち、例年にない新たなプログラムとして、自閉症スペクトラムの障がいがありながら、ピアノという媒体を通して自己表現をしている方と、彼の母親、その活動を支援する団体の代表者、とっておきの音楽祭実行委員長とのシンポジウムを企画しました。「共に生きる」とは何かを「音楽にツツマレタ空間」の中で体感し考えていける機会にしたいと考え開催しました。
事業の成果と感想
 8月28日(日)文翔館議場ホールを会場として、演奏とシンポジウムを行い、中学生や、障がいがある方の家族、音楽を聴きに来た市民の方など多くの方に参加していただきました。シンポジウムでは、「決して特別ではない、ごく自然で平凡な生活であること」「たくさんの方との関わりがあること」「障がいがあるからとマイナスに焦点を当てず、自然とプラスになっていくことに目を向けていくこと」が大切だという話がありました。シンポジウムを終えたあと、参加された方が「障害があってもなくても望むこと、大切なことは同じなのですね」と話されていました。これからも、音楽にツツマレタ空間で、共に生きるとは何かを一緒に考えていく活動を続けていきたいと思います。
とっておきの音楽祭やまがた実行委員会 とっておきの音楽祭やまがた実行委員会 とっておきの音楽祭やまがた実行委員会