高齢化社会の中で市内における高齢者の世帯は急速に増えています。いずれ単身生活となる訳で先々予測される心配事は多々ありますが、その中でも(1)健康や介護の問題、(2)経済面の不安、(3)日常の暮らしでの不安、(4)先々身の回りのことをいかに支えてもらうか等が重要な問題となります。講演会はこの4分野における専門家を講師として、それぞれの分野の中心的な問題について解説をお願いしました。また、エンディングノートの書き方講座を、公民館、コミュニティセンターにおいて開催しました。
講演会では78名の方々からの参加がありました。(1)日常生活での支援や介護の手助けが必要になった場合の対応については社協の専門員から、(2)老後の経済的な不安に対する信託制度の活用についてはファイナンシャルプランナーから、(3)居宅を含む身の回りや身体的な緊急事態に備える警備体制については警備会社の専門家から、(4)任意後見制度の解説と活用方法については司法書士から講演を頂きました。特に(2)の信託制度については、日頃地元で聞く機会がない話題だけに参加者からの反応も強く、事後の問い合わせが多く寄せられました。
エンディングノートの書き方講座には、8地域で計145名の参加者がありました。最近話題のノートの書き方の解説なので参加者の反応は良く、新年度以降の講座開催の依頼もあり、先につなげられる事業となりました。