私たちは、途上国の小学生を取り巻く厳しい現状を知るにつれ、日本の子どもたちに、同じ年代の途上国の子どもたちが置かれている状況や、それらの国々と自分たちの生活がつながっていることを知ってもらいたいと考えるようになりました。グローバル化が急速に進む中、自分たちが実際に見て触れてきたことを子どもたちに伝え、世界の出来事に関心を持ってもらうことを目的として本事業を行いました。
山形市内の小中学校にてワークショップ及び講演会を開催しました。今回は市街地から離れている学校での開催でしたが、小さなコミュニティの中で生活しているために、なかなか視野が外に向きにくいという現状もあると先生方からお聞きしました。だからこそ国際理解という分野は子どもたちには新鮮であり、視野を広げるきっかけになったようでした。しかし、まだまだ国際理解教育は教育現場に浸透しておらず、受け入れられづらいのが現状です。
この事業を通して、若い世代への国際理解教育の重要性を再認識しました。「国際」と聞くと英語教育ばかりに目が行きがちですが、国際理解の第一歩として、この国際理解教育をさらに進め、継続して行っていきたいと考えます。