ひとり親家庭や家庭の経済的貧困等により、「豊かな食卓」を囲む環境が欠如している子どもたちのために、食を通じた居場所を作ろうと、月1回、夏冬休み期間にはランチタイムも追加して計9回、小白川地区で子ども食堂を開きました。食育講座では、県栄養士会から講師を派遣していただき、子どもたちに栄養バランスについてお話をしていただいたのち、保護者に個別に食生活のアドバイスをしていただきました。また、山形大学食環境デザインコースの学生さんが毎回、学習支援から最後のゲームまで関わってくださったことも大きな助けでした。
町内会や小中学校等に広報から参加まで幅広い協力を頂き、毎回10名前後の子ども、計25~30名の方に参加していただきました。地元の食材で作った郷土料理に加え、中国・ブラジルなど国際色豊かなメニューが並んだり、学生さん出題の食べものクイズに頭を使ったり、食後のゲームを時間を忘れるくらい楽しんだりと、月1回とはいえ、子どもたちが楽しみに待ってくれる居場所を作れたことは今年度の成果だと思います。最初のうちは呼びに行かないと来なかった子どもが、回を重ねるうちに時間前に現れるようになったり、市内外の方からさまざまな食材を提供していただく等、多くの方に支えられ、無事活動を終えられたことを感謝し、一層の工夫をしながら次年度も継続していきたいと考えています。