生涯学習音楽指導員と音楽療法士がそれぞれの専門性を活かしながら、精神的身体的障がいのある方たちとの自然なふれあいを目的に企画しました。 障がいのあるなしに関係なく出演したり、手話を体験したことでお互いの理解を深めるきっかけになり、また、地域文化交流の場を提供できました。プロの参加もあり、会場のたくさんの人に夢や憧れを持っていただいたと思います。
昨年に引き続き参 加した身体に障がいのある子どもとお母さんたちの演奏は、「音楽は楽しい」と感じさせる感動的なステージになりました。手話の体験や歌に合わせてのリズム遊び、馴染みの歌を歌うなど聴衆参加型のコーナーを多く取り入れました。ピアノ・マリンバ・パーカッション・オーボエの演奏のほか、ドイツ語による歌唱など、最後まで飽きさせない演出をしました。
出演者には、非日常のステージで演奏することでみんなに注目されながら、主役になり脚光を浴びることによる達成感を感じてもらい、これからの生活の自信に繋げてもらうことができました。音楽を通して、温かい心のバリアフリーが一人の小さな輪から大きな輪へと広がることに貢献しました。平成29年度山形市コミュニティファンドの補助を受けて開催した本コンサートは、行政の力添えによって広く周知することができ、次回に繋がるきっかけにもなりました。