事業の内容

  「中皮腫・じん肺・アスベストセンター東北」は、山形市を拠点にアスベスト被害者の支援や建物のアスベスト調査、被災地でのアスベスト被害の予防活動に取り組んでいます。 アスベストは私たちの身近なところでたくさん使われており、震災やずさんな解体工事が起きれば、誰もがアスベスト被害に遭う可能があります。しかし、「アスベストは過去のもの」、「自分とは無関係」という認識が一般的です。そこで、アスベストの身近な危険性を広く知っていただくため、山形市では初となる「市民向け」のアスベスト講習会を企画させていただきました。

事業の成果と感想

  今回の講習会は、9月と1月の2回に分け、内容も市民向けのものと、学生やボランティアなどの若い世代に向けたものに分けて開催しました。アスベストに関する基礎知 識を学ぶ座学だけでなく、アスベスト建材の実物をルーペで見る、防じんマスクを実際に着用する、カードゲームを行いながら災害時のアスベスト対策について考えるといった体験型の講習会を実施したので、皆さん飽きることなく、最後まで熱心に参加していらっしゃいました。 参加者からは、「もっと若い世代が知るべき内容」、「私の学校の教室にもアスベストのマンガを置きたい」という声が上がり、今回の事業を通して、アスベスト問題への意識を少しだけでも変えることが出来たという手ごたえとともに、今後も若い世代に向けたアスベスト講習会を開催していく必要性を感じました。

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