成年後見制度への理解と適切な制度利用の促進を目的として、一般の方を対象にした講演会及び市内28箇所の公民館、コミュニティセンターで住民の方向けの講座を開催し、併せて相談事業に取り組みました。
講演会は成年後見制度の施行時から先駆的な活動をされている公益財団法人“さわやか福祉財団”から講師を招き普及・啓蒙の働きかけを行い、講座は当会の会員が夫々業務を分担して同様の働きかけを行いました。また、参加者の方から具体的な相談案件を受付ける事で、可能な限り相談・支援活動が具体的なものとなるよう心がけました。
講演会では最終的に118名もの方にご参加いただきました。参加いただいた方の感想には、なじみの薄い演題だけに一部難解との声もありましたが、概ね新しい考え方による取り組みについては有意義で示唆に富む内容であったと、好評価をいただきました。
一方、地域の方向けの講座では、年度の途中からの申し込みは難しいという事情があり、結果的には7施設のみとなりました。しかし、新年度での開催が可能であればお願いすると言っていただくなど、今後も息の長い活動が必要であると改めて感じる結果ともなりました。
一連の活動により一般の方からの相談・問い合わせが急増し1月に5件となっており、この制度について一般の方々の関心を高める事が出来たと思っています。