この事業は、柏倉地区の「柿」に着目し、干柿づくりによる中心商店街の景観づくりを通じて生み出される、さまざまな方たちとの交流による地域のにぎわいづくりを目指して企画しました。
内容は、柏倉地区での柿収穫と中心商店街の「水の町屋」や「紅の蔵」を会場にした干柿づくりを組み合わせて、昨年10月から3回にわたり実施。また、東北文教大の学生ボランティアの皆さんにもお手伝いいただきました。観光客や地元の家族連れなど、毎回30名ほどの方々に干柿づくりを楽しんでいただき、干柿のある景観を創り出しました。
12月には、干柿の収穫を兼ねたお茶飲み会を開催。干柿づくりの参加者10名ほどが集まり、自分が作った干柿の味を楽しみながら、事業成果の話に花を咲かせました。
今回の事業では、「水の町屋」や「紅の蔵」を舞台に、干柿のある景観を作り出す事ができました。また、大学生ボランティアを含む大勢の参加者に柏倉地区を訪れていただきました。参加された方の中には、昔を懐かしむ年配の方や初めての体験に悪戦苦闘するお子さんなど、いろいろな表情を見ることができました。作業の中では特に皮むき器が好評で、必要以上に皮をむいてしまう人が続出していました。
この事業を通じて、中心商店街との結びつきや柏倉地区のみなさんから協力・理解が得られ、今後の事業展開に期待が広がりました。