「みんなちがってみんないい」を合言葉に、屋外に複数のパフォーマンスステージを設置し、障がいのある人もない人も、ともに演奏し音楽を楽しむ「心のバリアフリー」をめざす音楽祭です。2006年より毎年継続的に開催しています。本年度は、さらに「心のバリアフリー」を広く呼びかけていくための新規事業として、事前PR活動の拡充、障がいのあるプロミュージシャンによるスペシャルコンサート、エイブルアート作家とデザイナーによるポスターデザインのコラボレーション、県吹奏楽連盟との協力による吹奏楽ステージの特設等を企画し実施しました。
今回は、山形県内外から58組約420名(過去最高人数)の参加団体がありました。また、学校関係への事前PR強化や、新規事業として実施した県吹奏楽連盟との連携による吹奏楽ステージの設置によって、学校関係(部活、ボランティア)等の参加が大幅に増加しました。また多くの一般市民の方に足を止めて演奏、パフォーマンスを見ていただいたり、一緒に参加していただいたりし、およそ5,500人が参加しました。市民の方が、障がいのある人とない人の交流を目的にした本音楽祭に興味・関心を示していることを強く痛感しています。本音楽祭は、市民有志による草の根的な取り組みですが、このような地道な取り組みが一人一人の意識の変革、「心のバリアフリー」へと結びついていくことを期待したいと思います。