事業の内容
山形大花火大会にボランティアとして参加したときに、大きな祭りでは大量のごみが出ることを知りました。その中でも割り箸は、リサイクルされることなく捨てられます。私たちは、これを何とか解決することができないかと考えました。その結果、山形の伝統である炭焼きを使って解決できることを考え出しました。これにより、ごみが減ると共に伝統文化の継承にもつながります。また、作った炭を使いやすい練炭にし、配布することで、市民の皆様一人一人が、環境問題を考えるきっかけにしていただけるのではないかと考えて今回の事業を企画しました。
事業の成果と感想
捨てられる予定だった割り箸100kg強から、約30kgの炭を作り出しました。ゴミを減らす効果があったほかに、炭の使用量を減らせるので環境への負担を減らすことができたと考えています。また、割り箸の回収にあたっては、そのほかのゴミの分別回収も同時に行い、その他のゴミの量も減らすことができました。さらに、3大イベント(花笠まつり・大花火大会・日本一の芋煮会)で活動したことやテレビなどの様々なメディアに取り上げられたことで、広く市民の皆様に活動を知っていただくことができたと思います。事実、炭を配ったときに、「テレビ見ました」という声や「エコに取り組みます」という声が多かったです。これは、私たちの目標とする市民の意識改革のきっかけ作りが成功した結果だと考えています。 今後は、今回の事業で製作した炭焼き窯での炭焼き工程を今まで以上に効率化して行きたいと思います。また、協力いただける企業等を模索しながら更なる活動の展開を図りたいと思っています。
山形大学JCC 山形大学JCC