本事業では、ろう者のアイデンティティや言語としての手話の理解、そして多様な文化が共存する社会をつくるための学びの機会とすることを目的として上映会を行いました。
この度上映した「ヒゲの校長」は、手話を禁じる風潮が日本中に広がっていた時代に、聴者とろう者が手を取りあって、ろう者の言語である手話を守り抜いた、「ヒゲの校長」こと大阪市立聾唖学校髙橋潔校長の物語を題材にした映画です。
本事業開催にあたり、多くの問い合わせをいただき、手話を知らない方々にも上映会に参加いただけたことは、ろう者の社会参加促進や一般市民へのろう者及び手話に対する理解促進、手話の普及にも繋がったと思っています。
参加者より、「一人一人の適性に合った教育が大事というのがよく伝わった。」「当時の手話をめぐる状況などがよく分かった。」「誰もが幸せになるという、多様性のことを深く考えることができた。」など、たくさんの感想をいただきました。
山形市が目指している障がいのある人もない人も生き生きと暮らせるまちづくりと、共生社会の実現に少しでも寄与するため、引き続き手話の普及などに取り組んでまいります。
この度は、ご支援ご協力くださり、誠にありがとうございました。