私たちAlte管弦楽団は、芸術である音楽活動(演奏活動)を通して、これから音楽活動を行う方々に対し、更なる意識の高揚に寄与し、音楽活動に携わっていない方々に対しては、音楽の必要性を理解して頂く手助けになればと思い、活動を行っております。
山形に所在地を置き活動を続けて既に12年が経ち、山形のみではなく宮城においても演奏活動を行っております。
今までの12年間、そして今後もあえて指揮者を置かない全国的にも珍しい演奏スタイルで活動を継続し、各パート・各個人の高度なアンサンブル力が必要とされる、新しいオーケストラの楽しみ方を皆様に感じて頂ければと思い、第24回公演事業を企画させて頂きました。
今回の公演では、2曲ともにクラシックではメジャーな曲目であり、ご来場頂きましたお客様にクラシック音楽を身近に感じて頂くことができたものと思います。1曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」です。その名のとおり堂々と凛々しい曲調ですが、非常に綺麗な旋律を併せ持った曲です。また、今回も山形出身のピアニスト一柳 玲那さんをソリストとしてお招きしすばらしい音色を奏でていただき、特に山形のお客様にはクラッシック音楽に親しみを感じていただくことができたものと思います。2曲目はメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」です。この曲はメンデルスゾーンの交響曲の中でも非常に人気のある曲であり、美しい旋律、詩的な幻想の豊かさを持っています。私たちの演奏でその美しさ、豊かさがお客様にどの程度お伝えできたのかを推し量るものはありませんが、少しでも音楽、アンサンブルの楽しさをお伝えできていれば幸いです。お蔭様で、ご来場頂きましたお客様は、500名を超え、私たちの今後の音楽活動継続の励みとなりました。
今後も、山形の皆様にクラッシック音楽の親しみやすさ、アンサンブルの楽しさをお伝えしたく、音楽活動を継続していきたいと思います。