当法人は、家庭の基盤がぜい弱な青少年の社会的自立を支援するために山形県初の自立援助ホームを設立・運営しています。また、児童虐待、ネグレクト、非行、引きこもりなどの問題経済的な問題を抱えた青少年とその保護者の相談援助活動なども行っていますが、認知度が低いことが課題です。
今回の事業は、自立援助ホームと社会的養護をより多くの方に認知してもらうことであり、そのためにリーフレットを作成し広報活動を行い、地域の方々との「交流会」を開催しました。また、必要に応じ相談も受け付け、ケースによっては児童相談所、山形市、保健所など他機関との連携を図り支援の継続を目指しました。
法人の活動を広く知ってもらうためリーフレットの他に広報誌も作成し、地域のコミュニティセンター、各市町村(子育て支援課、要保護児童対策地域協議会、保健所など)、児童福祉施設、社会福祉協議会、児童相談所などを訪問し、法人の活動を説明し各地域の状況をお聞きしました。また、地域のコミュニティセンターの福祉協力員の研修会の場で法人の活動を説明させていただいたところ、熱心に聞いていただき社会的養護に対する関心の高さを感じました。説明の後で相談も受けたことなどから、社会的養護のニーズがあることも実感しました。さらに、ボランティアの方に利用者との食事作りやその他生活支援、学習支援などを行っていただいた結果、交流を図るだけではなく利用者の生活スキルを高めることもできました。