事業の内容
山形県は高齢化率全国5位、同居率、共働き率は1位であり、働きながら介護をする状況です。しかし、最近は「食べる・飲み込む」ことが上手くできず、食事をするのも大変な方が増えています。介護が必要な方の半数にこのような症状が見られ、自宅での介護を困難にしています。 私達は、管理栄養士として、ご家族が負担なく食事のお世話ができるよう、自宅に訪問し、食べさせ方や食べやすい料理の仕方をトレーニングする活動をしています。 しかし、“食”の困りごとは、家庭の中で留まり、ご家族だけで悩んでいることがほとんどです。そこで、私達は“食”に関する介護情報誌やサポートパンフレットを発行・配布し、“食”の問題や困りごとは「相談できる」「解決できる」ということを知っていただく活動も始めました。しかし、私達の力だけでは発行数や配布に限界があり、必要な方まで情報をお届けすることができないため、食介護情報の発信事業を提案させていただきました。
事業の成果と感想
通信は8~3月まで、月1回、合わせて23,000枚、サポートパンフレットは3,000枚を作成。コミュニティセンター、医療・介護関係機関、介護予防講座などで設置・配布していただきました。情報を手にしたご家族からは、「レシピが簡単で作り易い」「情報がありがたい」など、手紙や電話などでも感想をいただいています。 もっとたくさんの方に食の問題は相談できること、解決できることを知っていただきたいので、来年度も継続して発行していきたいと思います。引き続き、設置・配布のご協力をお願いいたします。
栄養支援室uni-sia 栄養支援室uni-sia