会の発足から15年の節目の今年度、骨髄バンクや骨髄移植などへの理解を深めていただくと共に、患者さんやそのご家族が前向きに闘う気持ちを持っていただく「医療講演会&患者相談」を開催致しました。
また、県内リレー形式で「いのちの輝き」展を開催し、多くの県民が闘病する患者さんの思いに触れ、「生きることの素晴らしさ」を考えていただく場を企画しました。
10月16日、山形市総合福祉センター交流ホールを会場に約100名が参加。「白血病とのつきあい方、過去・現在・未来」と題し、東條有伸先生(東京大学医科学研究所付属病院血液腫瘍内科)に講演いただきました。その後、民間の骨髄バンクによる非血縁者間骨髄移植第1号の体験者(患者さん・骨髄提供者)、二度の骨髄提供をした方に、それぞれの思いをお話しいただきました。
同時に10組の患者相談を実施。相談者のほとんどが、現在や今後の治療に対する不安、セカンドオピニオン、移植後の生活の質の向上(QOL)等、適切なアドバイスがあって良かったと感謝していらっしゃいました。
ふれ愛企画「いのちの輝き」展は、山形市では荘内銀行山形営業部を会場に開催致しました。来場者からのアンケートには、「病気と闘いながらも前向きに生きた子供たちの思いを感じることが出来た。“いのちの大切さ”を親子で話し合いたい。」などの意見がありました。
血液難病の治療も変化している現在、患者・患者家族支援を継続していきたいと考えています。また、「いのち・生きる意義」をテーマにした講演・出前講座を開催していきたいと考えています。