事業の内容
私たち映画「よみがえりのレシピ」製作委員会では、現在まで山形県内で大切に守り継がれてきた「在来作物」のドキュメンタリー映画を製作しています。映画では在来作物を育てている生産者の方々はもちろん、それを活かそう・守り伝えていこうと活動されている地域の方々にも取材しております。 更に製作委員会では、在来作物の積極的な保存、普及活動も行いたいと考えています。そこで、市民の皆様に在来作物を実際に食べて親しんでいただける食育講座を企画し、夏・秋・冬の3回、市内各所で実施致しました。(4回目は震災により中止になりました。)
事業の成果と感想
今回の事業は市内の各所で講師の先生より、在来作物を使った郷土料理や新しい調理方法を紹介していただきました。これにより、決まった食べ方しか分からない、または調理の方法が分からなかった方に、作物に親しんでいただく機会を提供することが出来ました。 例えば、「次年子カブと白いカブのマリネ」という料理を紹介することで、カブ漬以外の別の調理方法を知っていただくことができました。また、庄内の伝統的な料理「ダダチャ豆の味噌汁」は知っている方には懐かしい味、知らなかった方には美味しい調理方法として紹介できました。全3回のこの講座には、延べ97人の方に参加していただきました。 また、この講座で、これまで単独で地域の食文化について活動していた人同士がつながることができました。このことで今後、更に活動が広がり、市民の皆様に面白い企画を紹介できると思います。 なお、今回の事業で紹介したレシピは当会ホームページなどで公開し、在来作物をPRしていきたいと考えております。
映画「よみがえりのレシピ」製作委員会 映画「よみがえりのレシピ」製作委員会