山形市長谷堂地内の長谷堂城跡に、「長谷堂城跡 知る 観る 学ぶ 案内板」を制作・設置しました。
長谷堂城は山形城(霞ケ城)の重要な支城として1514年に歴史資料に初見され、1600年(慶長5年)、関ケ原の戦いとほぼ同時期に発生した「北の関ケ原」と呼ばれる慶長出羽合戦(長谷堂城の戦い)で歴史上の注目を集めた、近世山形の形成に大きく関わった重要な郷土歴史遺産です。今回設置した案内板は、この歴史遺産を多くの市民や観光客、学童・生徒に知っていただくとともに、郷土史への興味を喚起し、造詣を高めることの一助となる内容になっています。長谷堂城の合戦の屏風図や地図資料を掲載し、西方より山形市街地を一望出来る城山への遊歩路の起点に設置し、来訪者のみなさんに大いなる歴史ロマンを感じていただけるような編纂といたしました。
この案内板は周囲の景観との調和はもとより、多くの郷土史研究家・有識者の方々の協働・協力をいただき充実した内容あるものとなりました。
日頃より来訪者のみなさんの案内をされている、地元のガイドの方々にも「実際のガイドを行う際にも非常に役立つ」と好評をいただきました。
今回の事業により、四季折々、長谷堂城跡の来訪者が増え、以前にも増して賑わいを呼び起こすことを願っています。