事業の内容
古くから歌われてきた「わらべうた」は、言葉の離乳食ともいわれてきました。躾や知恵を育むなど、子育てにおける重要な位置を占めてきたにもかかわらずあまり歌われなくなってきています。このわらべうたを日本の伝統的な色彩で絵本にした、鶴岡市出身の画家ましませつこさんの原画を展示し、原画の持つあたたかさに触れて頂きました。また、「わらべうた講座」では、子どもの一日や春夏秋冬のわらべうたを親子で歌い、ふれあい楽しく過ごしてもらいました。これが子育て支援の一端を担い、次世代へと伝承していくことを目指して取り組んだ事業でした。
事業の成果と感想
原画を鑑賞し原画に込められた作者の思いを直に感じ取ってもらうために、「あがりめ さがりめ」など31点の原画を展示しました。来館者(941名)は、日本の伝統的な色使いと現代的センスが調和した独特な画風に魅了され、「すばらしい」、「感動」、「優しくあたたかい」など感激の声を下さいました。描かれた絵とわらべうたに、「大人も教えられる言葉」だと改めてその言葉の持つ意味と魅力を感じ取り、これからも子どもや孫達に伝えていきたいと確認されており、私達の熱い思いも理解して頂けたことが成果だと思っています。 「わらべうた講座」では、親子60名で歌い、触れ合い、子育ての大切さを楽しみながら実感し、「ふれあいを続けていきます」、「また来たいです」と言った感想を多くの参加者から聞くことができました。
山形市立図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 山形市立図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」