山形大学に作られた宇宙映像が立体的に見えるシアターを利用し、それを大学生への学習用でなく、市民が楽しみ且つ芸術として、想像できる場として発展させる活動をしてきました。
今回の事業では、2008年に作られた「私はどこからやってきた」のDVD作品をより洗練したものへ完成させ、最先端の宇宙科学の映像を詩や朗読の物語として織り成すことで、アートと文学の融合した作品に仕上げ、そのDVDを山形市内の小・中学校へ寄贈しました。さらに、立体シアターで上映し、連続的に市民のみなさんへ公演するとともに、山形発の新しい芸術形態として全日本に発信してくことを目指しました。
シアターでの上映会、DVD作品は、宇宙の誕生から現在にいたるまでの歴史と、それを人間の生き方のなかで、どう位置づけられるかを芸術作品として表現することができました。DVDは38分間の番組で立体視ではありませんが、美しい映像を楽しめるものとして制作。山形市内の小中学校、山形商業高校、図書館などに広く配布し、多くの市民に作品を見ていただくことが可能になりました。
また、市民の方への公演会開催も好評で、かなり高度な科学的内容にもかかわらず、アンケート調査では、満足度89%、理解度74%と良い結果がえられました。