とっておきの音楽祭は、「みんなちがって みんないい」を合言葉に障がいのある人もない人もともに演奏し、音楽を楽しむ「心のバリアフリー」を目指す音楽祭です。2006年より始めて5回目を迎えました。心のバリアだけでなく、建物のバリアも取り払おうと文翔館をメインステージに、七日町に5か所のストリートステージを設置しています。さらに、地域に根ざした活動となるような取り組みを行っていく為、新しく整備された御殿堰町屋と連携をしてステージを設けました。また、これまで音楽のみならず、エコ活動とのコラボレーションを行ってきました。今年は、新たに文翔館前広場に、日本でも数が少ない災害救助犬を紹介するコーナーを設け、特別にデモンストレーションを行っていただきました。
音楽をベースとした「どんな人にも住みやすいまちづくり」を目指していくために企画、実施をしました。
5回目を迎えた今年は、県内各地のみならず1都5県から200人を超える方の参加がありました。少しずつではありますが、音楽祭が広く浸透してきているように感じられます。また、音楽を通した活動で、障がいをもつ方と自然な形で交流が図れたようにおもいます。また、今年新しく整備された御殿堰町屋との連携を図れたことでより地域と活動団体とが密接に関わることができました。地域に根ざした音楽祭に一歩近づけた様に思います。
地域の方との連携、山形の良き町並みと、音楽、障がいの有無を超えた関わりが、誰もが住みやすいまちづくりの実現に少しずつつながっているのではないかと今回は改めて実感しました。
これからも地道に取り組み、心のバリアフリーの実現を目指して活動を行って行きたいと思います。